近年、自動車に搭載されている電子制御システムの高度化は大変著しく、不具合発生時の故障診断には、汎用型のスキャンツール（外部診断機）が必要不可欠となりつつあります。

国土交通省では、平成22年度に「汎用スキャンツール普及検討会」を設置し、汎用スキャンツールの標準仕様や普及促進策をとりまとめました。

これを受けて社団法人日本自動車整備振興会連合会（以下、日整連）は、スキャンツールの取り扱いが一般的に行えるレベルを目指す「スキャンツール基本研修」、高度な診断・整備技術の習得と新技術に対応した技術習得を目指す「スキャンツール応用研修」、スキャンツールを活用して整備作業、診断作業 の効率化を図るとともに、自動車の電子制御装置の機能診断が実施できる整備事業場を認定する「事業場認定制度」を創設しました。

一般社団法人愛知県自動車整備振興会（以下｀愛整振）では、日整連の創設した「スキャンツール基本研修」、「スキャンツール応用研修」、「事業場認定制度」を実施することとしました。