認証基準(設備)


作業場の要件


 
分解整備のみ
を行う認証工場の場合の要件
 
分解整備のみを行う認証工場の場合の要件は、これまでの自動車分解整備事業の認証基準の要件と変更はない。
 
電子制御装置整備のみ
を行う認証工場の場合の要件
 
電子制御装置整備のみ行う認証工場の場合の要件は、作業場の要件として、作業を行う平滑な電子制御装置点検整備作業場と整備完了車及び整備待ち車の路上放置(駐車)を防止するため車両置場が必要となる。
 
分解及び電子制御装置
整備の両方
を行う認証工場の場合の要件
 
(Ⅰ)及び(Ⅱ)それぞれの要件に適合することが必要となる。
この場合、電子制御装置点検整備作業場は、自動車分解整備事業の認証要件として求めている点検作業場及び車両整備作業場のほか、指定自動車整備事業の指定要件として求めている完成検査場(ガラスや、バンパ交換等の作業は除く。)と兼用することができることとする。しかし、部品整備作業場及び車両置場については、それぞれの本来の使用目的と異なることから兼用を認めない。


作業場の基準

エーミングに必要な寸法
(車両前部)
電子制御装置点検整備
作業場の基準
電子制御装置点検整備
作業場の基準(うち屋内)
〜参考〜
点検整備の作業場の基準
車両置場の規模の基準
普通(大) 5m×5m 16m×5m
(7m×5m) 屋内 13m×5m 11m×3.5m
普通(中) 5m×指定無し 13m×3m
(7m×3m) 屋内 10m×5m 8m×3.5m
普通(小) 1m×2m 7m×2.5m
(3m×2.5m) 屋内 8m×4.5m 6m×3m
普通(乗) 1m×2m 6m×2.5m
(3m×2.5m) 屋内 8m×4m 5.5m×3m
小型四輪 1m×2m 6m×2.5m
(3m×2.5m) 屋内 8m×4m 5.5m×3m
小型三輪 1m×2m 6m×2.5m
(3m×2.5m) 屋内 8m×4m 5.5m×3m
小型二輪
屋内 3.5m×3m 2.5m×2m
軽自動車 2m×指定無し 5.5m×2m
(4m×2m) 屋内 5m×3.5m 3.5m×2.5m

(奥行×間口)

注) 電子制御装置点検整備作業場の基準は、対象とする自動車の標準的な寸法にエーミング作業に必要な寸法を加えた数値。
屋内の作業場の奥行きについては、エーミング作業に必要な寸法に、自動車の前部付近での作業スペース分(2m)を加えた数値とし、間口については、エーミング作業に必要な寸法、自動車の全幅及び作業スペース分(0.5m)を考慮した数値。

図:電子制御装置点検整備作業場の寸法の概略図



追加される認証工具

(ア) 水準器
(イ) 整備用スキャンツール

(少なくとも、一車種以上の車両において、排出ガス等発散防止装置 、制動装置、かじ取り装置及び前方監視用カメラ、レーダー等を用いたセンシングシステムに対応し、整備に必要な機能として、 DTC の読取・消去機能、前方監視用カメラ、レーダー等を用いたセンシングシステムの機能調整等を有すること等の技術要件が課されている。)